断捨離をする際に、「一気にやるべきか」「少しずつやるべきか」という疑問を持つ方も多いと思います。
どちらにもメリットとデメリットがあり、選ぶ方法はその人の性格やライフスタイル、環境によって異なります。
この記事では、それぞれの方法の特徴を解説し、どちらが自分に合っているかを考えるヒントをお届けします。
個人的には、少しずつ進める方が無理なく取り組めるのでおすすめです。
その理由や具体的な方法についても詳しく説明していきます。
少しずつ進める
少しずつ断捨離を進める方法は、無理なく継続しやすいのが特徴です。
日常生活に組み込みながらコツコツと進めることで、断捨離が習慣化されるメリットがあります。
詳しく解説していきます。
少しずつ進める断捨離に向いている人
- 判断疲れしやすい人
- 毎日コツコツと進めるのが好きな人
- 無理なく断捨離を生活に取り入れたい人
- 片付けを習慣化したい人
メリットと理由
判断疲れを防げる
断捨離は単に「物を捨てる」という行為だけではなく、何が必要で何が不要かを判断するプロセスがあります。
この判断は意外と頭を使うので慣れていないと疲れを感じてしまいます。
一度に大量の判断をすると集中力が切れて正常な判断ができなくなり、結果として「捨てるべき物を残してしまう」「必要な物を捨ててしまう」といったミスにつながります。
少しずつ進めることで、判断疲れを防ぎながら確実に進めることができます。
習慣化しやすい
この記事の最も大切なキーワードは「整理整頓の習慣化」です。
いくら綺麗にしてもまた元の状態に戻ってしまっては意味がありません。
少しずつ進めていくタイプはこの習慣化が身に付くことが最大のメリットです。
日常的に整理整頓を意識することで空間を維持しようと言う気持ちが芽生えて、また散らかった状態に戻ることを防いでくれます。
もちろん、物量によっては変化が感じられないという理由から飽きてしまう可能性もあるのでそこはやり方を変えた方がいい場合もあります。
ただ、整理整頓を習慣化させて、ゆっくり自分のペースで進めていきたい人にはおすすめです。
ストレスが少ない
一気に片付ける場合、「すべて終わらせなければ」というプレッシャーがかかりがちです。
少しずつ進める方法は、その日のペースや気分に合わせて作業量を調整できるため、心理的な負担が少なく、無理なく続けやすいのがポイントです。
デメリットと理由
変化が見えづらい
少しずつ進める場合、部屋の変化がほぼ無いので大きな変化を感じるまでに時間がかかります。
成果がすぐに見えないと、「本当に進んでいるのか」と不安に思ったり、途中で飽きてしまうこともあります。
家全体の物量にもよりますが、環境によってはいつまでも終わらない、完了までの時間が長すぎる場合があります。
その場合によってはある程度一気にやった方がいいケースもあり、目標設定とスケジュール管理が必要になるかもしれません。
モチベーションの維持が難しい
進捗がゆっくりだと、断捨離への熱意が冷めてしまうことがあります。
「早くスッキリした部屋にしたい」という人には、もどかしさを感じるかもしれません。
人によっては1日の休みを利用して広いエリア、例えばクローゼットなどを一気にやってしまってもいいかもしれません。
モチベーションを回復させる方法としてSNSなどでミニマリストをフォローすることです。
常に情報を浴びていると意識的に部屋を綺麗に保とうと意識が働くのでおすすめです。
おすすめ方法
小さいエリア単位
引き出し1つ、棚1段など、小さなエリアをターゲットにする方法です。
一度に片付ける範囲が狭いので、達成感を得やすく続けやすいのが特徴です。
こちらの方法もおすすめで、「着実に進めている感覚がゲームみたい」と感想が多いです。
ゲーム感覚で楽しみたい方はこちらの方法がおすすめです。
1日10分
タイマーをセットして10分だけ断捨離に集中する方法です。
限られた時間内で作業を行うことで効率が上がり、「まだできそうだけど、今日はここまで」と区切りをつけられます。
重要なポイントは時間に制限も設けていることです。
個人的には1番おすすめな方法なのでどれがいいかと迷っている方はこちらの方法を試してみてください。
1日1捨て
毎日1つだけ不要な物を手放す方法です。
捨てる量は少なくても、1年で365個の物を減らせる計算になり、着実に進められます。
1番ハードルが低い方法ですが、部屋の環境によっては膨大な日数がかかる上、変化も感じられないので挫折しやすいのも特徴です。
もしチャレンジして継続できないようなら上記の2つから選んでみてください。
\整理整頓の具体的なやり方はこちらの記事が参考になります/
一気に終わらす
断捨離を一気に終わらせる方法は、短期間で大きな成果を得られるため変化を楽しみたい方にピッタリです。
特に、「早くスッキリとした空間を作りたい」「断捨離を先延ばしにしがち」という人にはおすすめの選択肢と言えます。
詳しく解説していきます。
一気にやる断捨離が向いている人
- 忙しくて日常的に時間が取れない人
- 一度に成果を感じたい人
- モチベーションが高い間に終わらせたい人
- 集中力が続きやすいタイプの人
メリットと理由
Before・Afterが明確
断捨離を一気に行う最大の魅力は、部屋の劇的な変化を一度に実感できることです。
片付ける前の散らかった状態と、作業後のスッキリした空間の違いが明確なので、達成感を強く感じられます。
この「目に見える成果」は、精神的な満足感をもたらし、今後の維持へのモチベーションにつながります。
時間効率が良い
短期間で集中して作業をするため、ダラダラと時間をかける必要がありません。
少しずつ進める場合、毎回片付けに取り組む準備や片付け後の整理が必要で、結果的にトータルの時間が長くなることもあります。
一気に片付ければ、後の維持に集中できる点で効率的です。
デメリットと理由
体力的・精神的に疲れる
断捨離を一気に行うと、大量の物を短期間で判断しなければならないため、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。
作業が長時間に及ぶと集中力が切れ、判断力が鈍ることも。
結果として、「必要なものを捨ててしまった」「捨てるべきものを残してしまった」といったミスが起こる可能性があります。
挫折するリスク
「一気にやろう」と決めても、途中で作業が止まってしまうと「また散らかった部屋のまま放置する」状態に陥ることがあります。
一度挫折してしまうと、再び取り掛かるまでに時間が空き、「断捨離が終わらない」という悪循環に陥るリスクもあります。
習慣化は人による
断捨離してお終い、ではありません。
せっかく綺麗にしたのに元の散らかった部屋に戻ってしまっては意味がありません。
最初のうちは綺麗になったのでキープしようとモチベーションが高いのですが、時間が経つとそのモチベーションも下がりまた散らかるケースも少なくありません。
これはなぜかと言うと「整理整頓の習慣がないから」です。
一気にやるタイプと少しずつやるタイプはこの習慣化に差が出てくる場合があるので、習慣化するにはその後もミニマリズムの思考や情報を取り得れていくことが大切です。
おすすめ方法
連休やまとまった時間を確保する
一気に断捨離を進めるには、まとまった時間が必要です。
連休や休暇を利用して、他の予定をなるべく入れずに断捨離に集中できる環境を作りましょう。
時間を確保することで、途中で中断することなく作業を進められます。
作業エリアを事前に決める
一気に片付けるといっても、全てを一度に手をつけると混乱しがちです。
最初に片付けるエリアやカテゴリーを決めておくことで、効率よく進められます。
例えば、「クローゼットから始める」「キッチン用品を最初に整理する」など、具体的に計画を立てると良いでしょう。
休憩を挟みながら進める
長時間の作業は集中力を削ぎ、判断ミスにつながります。
定期的に休憩を取り、リフレッシュしながら進めることで、作業の質を保つことができます。
例えば、「1時間作業したら10分休む」といったルールを設けると良いでしょう。
まとめ
断捨離は、一気にやる方法と少しずつ進める方法のどちらにもメリットとデメリットがあります。
一気にやる方が適している人もいれば、少しずつ進めた方が無理なく続けられる人もいます。
ポイントは、自分の性格や生活スタイルに合った方法を選ぶことです。
少しずつ進めるなら「1日10分」や「1日1捨て」などの小さなステップを、そして一気に終わらせるなら連休を活用して集中して取り組むと良いでしょう。
どちらの方法を選んでも、断捨離の目的は「自分にとって心地よい空間を作ること」です。
自分に合ったペースで進めていきましょう。