皆さん老後に期待しすぎではありませんか?
老後対策として貯金したり、iDeCo、積立NISAなどの投資をしている方も増えてきましたね。
ですが、少し待ってください。
本当に自分の理想とする老後が送れるとは限りません。
むしろ理想の老後は存在しないと思った方がいいと思います。
老後のために「今」を犠牲してしまうと老後に後悔することになります。
そうならないためには「今」を充実させながら老後を迎える準備をした方がいいです。
割合的には9(今):1(老後)くらいの準備をしてあとは老後に考えるくらいで今を楽しんでいく方が建設的です。
正直、老後のメリットは何もないので、やりたいことがあるなら若いうちにやることを強くおすすめします。
この記事では、老後の現実的なデメリットを取り上げ、どのように向き合うべきかを考えます。
大切なのは、今を楽しみながらやりたいことを仕事にし、無理のない範囲で働き続けることです。
老後の不安を軽減し、充実した毎日を送るためのヒントを解説します。
理想の老後は来ない
高齢になると、多くの人はいろいろな問題に直面します。
若い頃と比べて食が細くなり、病気による食事制限も増えます。
旅行についても、体力や気力の低下によって、若い時ほど多くの発見や気づきを得られなくなります。
人間関係においても変化が生じます。
パートナーとゆっくり過ごしたいと思っても、既に亡くなっている可能性もあります。
また、老後に人間関係を大切にしたいと考えていても、相手の気持ちや生存しているかなど考える必要があります。
そのため、人間関係は老後ではなく、今から大切にしていくべきです。
高齢になるにつれて、お金や時間の使い方も制限されていきます。
これは若い時に自由に使えていた機会を逃していることにもなります。
結果として、若い時の価値ある時間とお金を無駄にし、老後に後悔する羽目になるかもしれません。
現在、iDeCoや積立NISAが注目されていますが、個人的にはおすすめしません。
若い時のお金を老後のために貯めても、使う機会がなければ意味がないからです。
老後は医療費以外にお金を使う機会が限られています。
結論として、老後に備えて若い時の時間とお金を無駄にして、結局老後で持て余して後悔する可能性があります。
そのため、老後に期待するのではなく、「今」の自分にお金も時間も使うことをおすすめします。
どんな老後になる?
引退後にやりたいこと
引退後にやりたいことアンケートは次のようになっています。
- 旅行
- 映画鑑賞・テレビドラマ
- グルメ
- 読書
- スポーツ
- 健康
- 音楽・楽器
- 子供・孫
- パートナー
参考:ソニー生命「シニアの生活意識調査2022」
上記のことって別に老後じゃなくてもできますよね?
むしろできなくなる可能性すらあります。
別に老後まで待つ必要はありません。
多くの人が老後にやりたいことを先送りする理由として、「時間がない」「お金が足りない」「仕事が忙しい」といった現実的な課題が挙げられます。
ですが、老後ではなく「今」からできるように時間もお金も作っていくことが大切です。
理想の老後は?
みなさんはどんな老後を考えていますか?
健康でアクティブな生活を送れるようにしたい
健康は長期的に気をつけていくべきで、老後から始めては遅いです。
遅くても40代以降は食生活や運動を習慣化させて健康診断を1年に一度は受けるようにしましょう。
若いうちから気をつけていないと老後に代償を払うことになります。
経済的に安心した暮らしがしたい
十分な年金や資産があり、生活費や医療費を心配することなく過ごせる老後が理想ですね。
ですので今のうちから収入の柱を複数作っていくことをおすすめします。
例えば、年金、貯金、積立NISA、その他金融資産、自分自身の労働力などです。
ですが何度も言いますが、若い時のお金を無理して老後に回すことはおすすめしません。
バランスが大切です。
家族や友人との充実した時間を過ごしたい
家族や友人と過ごす時間が豊富で、孤独を感じることがない老後。
孫との時間を楽しんだり、気の合う仲間との交流を通じて充実した日々を送りたいのなら、「今」から大切にしてきましょう。
好きなことに打ち込む時間がある
引退後に趣味や好きな活動に打ち込める方は少ないです。
そもそも趣味がない、何をしていいのかわからないという方が多い気がします。
なので老後ではなく今から時間を作って没頭できる趣味を作ってみてください。
老後に必要な資金はいくら?
これに関しては個人差がありすぎると感じます。
しかし、65歳を過ぎたら生活をミニマイズすることをおすすめします。
現役の頃と比べると物、お金、空間などはそれほど必要としないので、引退を機に生活をミニマルにしましょう。
高齢になるにつれて持ち物が多いと小回りが効かなくなります。
よく高齢者の自宅を見ると大体物が多かったり、乱雑になっているケースが非常に多いです。
必要な物と不要な物を適切に整理整頓して生前整理を終わらせておくことをおすすめします。
また、退職後も働ける環境を整えることで収入を得続けることや、固定費を見直して生活費を抑えることも効果的です。
そこからやっと必要な資金はいくらになるのかが計算できるようになります。
高齢者ほどミニマリストはおすすめな選択の1つです。
老後のデメリット
活力、体力の減退
老後の将来設計は、多くの人が現役の自分を基準に考えています。
しかし、年齢を重ねると体力や気力が衰え、思っていた以上に行動力が低下します。
若い頃に夢見た小さな喫茶店の経営や世界一周旅行も、実際の老後には現実的ではなくなることがあります。
体力が続かず、新しいことへの挑戦も気後れしがちになるのが実情です。
病気のリスクが上がる
老後は体力の衰えだけでなく、病気のリスクも高くなります。
高血圧、糖尿病、心疾患など、年齢とともにリスクが高まる病気が多く、予防や治療に多くの時間とお金がかかります。
また、体の不調は気力や行動力の減退にもつながり、予定していた趣味や旅行が制限されることもあるかもしれません。
今のうちから健康に気を配り、健康が気になる方は生活を見直すことをおすすめします。
豊かな生活は幻想
「老後はゆったりと豊かな生活を送りたい」と思っていても、現実には理想通りにいかないことが多いです。
経済的な問題や健康面の不安から、若い頃のように自由に楽しむことが難しくなります。
年金だけでは生活が厳しく、豊かな生活が実現できない現実に直面するかもしれません。
食事が変わる
年齢を重ねると、食生活にも変化が生じます。
健康面を気にして食事の内容を見直す必要がありますし、消化機能の低下や咀嚼力の弱まりなどにより、好きなものを自由に食べることが難しくなるでしょう。
これにより、食事を楽しむ機会が減少し、食の楽しみが失われることがデメリットとして挙げられます。
暴飲暴食はいけませんが、今のうちにから食事を楽しむことを忘れないように心がけるといいでしょう。
社会との繋がりがなくなる
老後は仕事を辞めることで社会との繋がりが希薄になりがちです。
家族や友人との関係が疎遠になることも多く、孤独感が増す原因となります。
特に、趣味やコミュニティに参加しづらくなると社会的な孤立感が強まり、精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
老後からではなく、今から趣味や興味がある活動を始めたり、人間関係も今から大切にすることで引退後もスムーズに関係を維持しやすいです。
経済的な不安
老後の生活には多くの人が経済的な不安を抱えています。
年金が思ったほど入らない、医療費がかさむ、予想外の支出があるなど、現役時代には考えもしなかった経済的な困難に直面することがあるかもしれません。
このような経済的な不安は、精神的なストレスを生み、老後の生活の質を大きく損なう原因となります。
今からできる対策としては働くことを辞めないことです。
働くことで心身ともに健康でいられるなら無理のない範囲で働いた方がいいです。
例えば、週3くらいの短時間労働などで社会とのつながりを完全には絶たないことで、経済的な不安にも多少余裕が生まれます。
結論:今を大切に生きる
やりたいこと・興味があることを仕事にする
年齢に関係なく、自分の好きなことや興味があることを仕事にすると人生の幸福度が上がります。
もちろん仕事になれば大変なこともありますが、やりがいやモチベーション、幸福感は高くなる傾向です。
生活のために働くのではなく、自分の好きを追求して仕事にすることをおすすめします。
特に老後に向けて、趣味や得意なことを収入源にすることで、仕事が「負担」ではなく「楽しみ」になります。
また、好きなことを仕事にしていると、仕事の継続が苦にならず、生活にハリが生まれます。
老後に必要なのはお金だけではなく、やりがいと生きがいです。
自分のペースで続けられる仕事を見つけることが、老後の不安を和らげる手段となるでしょう。
仕事を細く、長く続ける
老後だからといって完全に引退する必要はありません。
むしろ、無理のないペースで働き続けることが、心身の健康を保つ秘訣です。
週に2~3日程度の軽い仕事でも、社会との繋がりや生活のリズムを維持するのに役立ちます。
年齢を理由に完全に仕事を辞めるよりも、細く長く働くことで、経済的な不安も軽減され、日々に充実感を持ち続けられます。
柔軟な働き方を取り入れることで、引退後も充実した日々を送ることができるでしょう。
まとめ
老後のデメリットを避けるためには、今を大切に生きることが大切です。
やりたいことを先延ばしせず、それを仕事にすることで老後も充実感を得られます。
さらに、年齢に縛られずに無理のない範囲で働き続けることで、経済的な不安を軽減し、社会との繋がりを保つことができます。
大切なのは、老後の不安に備えるだけでなく、今を楽しみながら未来を築くことです。